ルーベンスの庭で~ベルギー生活記

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日本人は悲劇がお好き?

今通っているオランダ語のクラスでは、生徒18人中アジア人は中国人のDさんとインドネシア人のHさんと私の3人だけ。

言葉も文化もヨーロッパ言語とは違うこともあって、アジア人同士の方がやはりシンパシーを感じやすく、食べ物や文化のことで共通の話題もあるので話し易いのです。

休み時間に3人で映画や音楽の話をしていたら、Hさんが

「日本は"Soap opera"(連続ドラマ)がいっぱいあるよね。インドネシアで日本のドラマをたくさん観たわ」

と言って、♪振り返る?と、いつも君?が、笑ってくれた?♪と藤井フミヤの『True Love』を日本語で歌い始めたのです!

うわぁ?、懐かしい?!
これって確か、『あすなろ白書』の主題歌よね。観てたわー。(一体何年前?!)
な?んて感心していたら、引き続きこんな言葉が・・・

「でもね・・・

 日本のドラマは悲劇ばかりなのよー

あら?そうだったかしらん?・・・と、昔観たドラマを思い出してみました。

言われてみると、世界的に有名になった『おしん』の苦労話とか、学校でのイジメ、家族や愛する人が不幸な目に合ったり死んでしまう、等という話しは結構ありますね。ハリウッドにありがちな単純なハッピーエンドではなくて、何か困難を乗り越えて前向きに生きる、というような最終回も多いかもしれません。

そんな悲劇の代表作ともいえるのが、アントワープが舞台になった『フランダースの犬』。

日本で有名になった『フランダースの犬』は、イギリス人作家がアントワープと郊外の村(ホーボーケン)を舞台にして書いた原作をアニメ化したもので、原作には無い挿話も多いようです。
このお話、今では多くの方がご存じかと思いますが、ベルギー(アントワープ)では観光関係の人以外には全くと言っていいほど知られていないのですよね。

ベルギーでも本は出版はされたもののアニメは放送されていないことや、当時(1871年)は子供の死はあまり珍しいことではなかったこと、そしてフランダースの人(ベルギー人)は15歳の子供を一人で死なせるような非情な人間ではない、などというのが理由に挙げられています。(そう言われればその通りかも?!)

IMG_1607.jpg
<ホーボーケンにあるネロとパトラッシュの像。一応ね、やっぱり観ておかないとと思いまして…^^; この像もちょっと切ないのですが>

この物語の舞台となったホーボーケンの町の様子については、BelgianWaffleさんが面白いレポートを書かれていますので是非ご覧ください。⇒フランダースの犬の悲しい結末

日本人は昔から「無常」「もののあわれ」といった言葉が表すように、儚い人生を憂える繊細な感情を持っている、というようなことを何かの本で読んだことがあります。
パッと咲いてパッと散る桜に潔さを、散りゆく紅葉を美しいと思い、夏の終わりの虫の声に憂いを感じたりする情緒が、他の国の人々よりも敏感みたいですね。そういった感情は弱者や敗北者に対してへの共感にも繋がりやすいようです。
確かに、悲劇の方がドラマチックで印象に残りやすいかもしれませんね。

ちなみにWikiの情報によると、アメリカで出版された『フランダースの犬』はハッピーエンドになるように書き換えられているのだとか。どういう話がその国の人に受け入れやすいかで、国民性がうかがえますね。

さて、あなたは悲劇の方が好きですか?

↓犬?・・・つながりということで^^;
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