ルーベンスの庭で~ベルギー生活記

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Mr. European President

先月、オランダ語の授業でベルギーに関するクイズがありました。

Q)ベルギーの首相はだぁ?れ?

A)・・・知りません あせ

そもそも議会が6つもあって"Premier"の付く人が何人かいるベルギー。フランダース政府の首相はしょっちゅう見るけど、ベルギーの首相ってどの人だろう?・・・と思ったら、先生が

「ほら、シリアスな顔つきで頭の半分禿げた人よ、見たことない?」

そういえば、最近よく見かけるなぁ?と思っていたら、EUの初代大統領候補として有力視されているということで、連日メディアに登場してました。

Herman van Rompuy(ヘルマン ヴァン ロンパイ)氏。 
※ベルギー人の名前は難しく、カタカナにできない発音なのですが一般的な発音に近い表記にしておきます。
vanrompuy.jpg

12月1日に発効されるEUの新条約(リスボン条約)の為に、今日(11月19日)、EU初の大統領が選任されました。それが、このHerman van Rompuyベルギー首相です。
直前まで混戦状態で、20日にずれ込むかと見られていましたが、意外とすんなり決まったみたいです。

ガッカリしたのはイギリス。イギリス国旗
ブレア元首相を大統領にしたかったイギリスのメディアは、Van Rompuy氏に批判的な記事を書いてました。ベルギーの首相としてまだ1年足らずで何ができるのか、カリスマ性が無い、ベルギー人に統制されるなんて・・・・等など。

イギリスって結局ポンドを捨てられずにいるし、シェンゲン協定にも加盟していなくて、「我々はヨーロッパではなく大英帝国なのだー!」という態度に見えるのですが、EUとしてまとまろうとしているこういう時に主導権を握りたがるのはどうかなぁ?なんてことも思ったり・・・。(あくまで個人的な感想です)
あ、でも外交・安全保障上級議員には英国人のCatherine Ashton女史が選ばれましたね。こういう要職に女性が就任するところは、進んでいるなぁと思います。

まぁ、確かにベルギーという国自体も存在感が薄いというか、よく知られていないのは事実かもしれません。私もVan Rompuy氏の事は何も知りませんでした。(^_^;)
去年、アルベール国王に依頼されて混乱したベルギーの首相をしぶしぶ引き受けたそうですが、バラバラの5連立(だったかな?)の内閣を上手くまとめて軌道に乗せた方のようです。
その冷静さ、調整力に加えて語学力などもドイツやフランス、他の小国からも支持されているみたいですね。

しかもVan Rompuy氏、詩や俳句を嗜むというではないですか!まぁ?、素敵!アップロードファイル
"Haiku Herman"(俳句のヘルマン)とも書かれてましたが、実際に彼のHPには自作の俳句が載っています。(オランダ語の俳句ですけど)

このニュースにベルギー国内はちょっと沸き立っています。でも、喜んでいいのかどうか、複雑な心境のようです。
・・・というのも、「次のベルギー首相は誰がやるの?」という重要な問題があるんです。候補者がなかなかいないらしいんです。Van Rompuy氏のEU大統領就任によって、せっかくまとまりつつあったベルギーにとっては、大事な人を失うことになっちゃったみたいですね。

誰もなり手がいない、誰がやっても・・・・という雰囲気は、今の日本と似てるかもしれません。
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