ルーベンスの庭で~ベルギー生活記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

アントワープのアール・ヌーヴォー建築群

ここ数日は11月にしては暖かな日が続いていて、今日は特に穏やかな晴天でまさに小春日和でした。晴

こんな日は町を散策!
以前から気になっていたアール・ヌーヴォー建築を見に出かけました。

アール・ヌーヴォーは19世紀末?20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した美術運動です。「新しい芸術」という名の通り、新素材との組み合わせや、草木や花、動物などをモチーフにした曲線的な装飾が特徴的です。
ブリュッセルにはヴィクトール・オルタのタッセル邸など世界的に有名なアール・ヌーヴォー建築がありますが、アントワープにもそれほど有名ではないけれど、たくさん残っているのです。

今日はその第一弾として、アール・ヌーヴォー建築が集まっているZurenborg地区をご紹介します。Zurenborgはアントワープの南東、Berchem駅の北に位置しています。

19世紀、大きな港を持つアントワープの町は人口が膨れ上がり、郊外まで拡大して住宅を整備することになりました。その時にこのZurenborg地区にも当時流行していたアール・ヌーヴォー様式の建築が次々に建てられたそうです。
現在は景観保護地区となっていて、当時の建築が文化財にも指定されています。

ここのメイン・ストリート"Cogels-Osylei"を中心として、横に広がる道にも素敵な家がいっぱいあります。まずは、このCogels-Osyleiを歩いてみましょう。

IMG_4602.jpg

初めてここを通ったのは9月、歯医者へ行く時でした。
バスから眺めたこの景観に「何なんだ、ここは?!」と驚いたのを覚えています。

アール・ヌーヴォーだけでなく、ユーゲントスティール、ネオクラッシック、ネオゴシックなど、様々な様式の建築が立ち並んでいます。詳しいことはよく分かりませんが、とにかく壮観!
いくつかの建物には名前が付いていて、分かる範囲ですが、ご紹介しますね。

※小さい写真はクリックすると拡大しますので、ご面倒ですが是非見てみて下さい。
IMG_4610.jpg   IMG_4572.jpg   IMG_4604.jpg
左の写真:右の白い建物は"De Zonnebloem"(向日葵)、左は"De Tulp"(チューリップ)と名前が着いています。1900年、Jules Hofman作。

ここから1本裏道のWaterloostraatも素晴らしい建物が並んでいます。
IMG_4574.jpg

IMG_4613.jpg"De Tijd"(時間)。1903年、Cols&Defeur作。
建物の左上には"De dag"(昼)、右上には"De Nacht"(夜)の絵が。
実は両隣りの建物にも"Ochtend"(朝)と"Avond"(夕)の絵があって、隣同士の建物と連続したテーマを持っています。


IMG_4615.jpg  IMG_4620.jpg  IMG_4622.jpg
右の写真は"De Margriet"(フランスギク)。1900年、Jules Hofman。

途中の四つ角には"De vier seizoenen"(四季)と名付けられた建物があります。1899年、Joseph Bascourt作。
IMG_4618.jpg
それぞれの建物に春、夏、秋、冬の絵が描かれています。三角に突き出した出窓も素敵。

この家の前にはVolvoのクラッシックカーが!建物と似合ってると思いませんか?
IMG_4578.jpg

突き当りはTransvaalstraat。この通りも左右に面白い建物が!

IMG_4581.jpg   IMG_4623.jpg
右の写真は"twaalf apostelen"(12使徒)で、ちょっとよく見えませんが12使徒の顔が描かれています。

そしてこの左写真は"Boreas"、真ん中が"De Lotus"(ハス)で共にJosef Barcourtの建築。
IMG_4566.jpg  IMG_4625.jpg IMG_4565.jpg

このハスの家、写真では分かりにくいですが近くで見るととても素敵で、屋根の装飾や呼び鈴など細部まで凝っているんですよ!
IMG_4626.jpg感動して写真を撮っていたら、おじいちゃんが近づいてきて、「この家は素晴らしいだろう?。呼び鈴や格子も手作りなんだよ」と説明してくれました。(なぜかドイツ語だった。ドイツ人かな?)

このおじいちゃん、お向かいの建物(右上の写真)に住んでいるそう。

こういう家には一体どんな人が住んでいるのかなぁ?と気になりますよね。
以前はリッチな人々が住む地域だったようですが、今ではそうでもなさそうです。表札には"Architekt"(建築士)や弁護士などと書いてある家もありましたが、特に高級車が並んでいるわけでもなく、全体としては普通、中流かなぁ?という印象です。

ここに載せた写真はほんの一部ですが、これだけの建築が集まっている地域も珍しいと思います。上ばかり見上げていたから首が痛くなったけれど^^、とても楽しい散策でした。
市内からもバスやトラムですぐなので、お時間のある方は是非訪ねてみてください。

最後に、こんな面白いものを見つけました。空から見たCogels-Osyleiです。どれだけスゴイ建築が並んでいるかおわかりいただけると思います。⇒こちら!

スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2009/11/22 (Sun) 09:40 [編集]


これはすごい!
アントワープにこんな良い場所があるんですね。
そうそう、先日アントワープ行った時に、新しい美術館?というのをチラッと見かけました。

そこもキレイだったので、いつか写真を撮りに行きたいなと思っています。

ここもいいですね。

実はまだブリュッセルのアールヌーボーもロクに見学していないのですが・・・

ベルワフ | URL | 2009/11/22 (Sun) 13:53 [編集]


ベルワフさん

そうなんですよ、アントワープは小さい町ですけど、大聖堂以外にもたくさん見どころがあって飽きません。
ここは中心地からちょっと離れているので、住んでいてもなかなか行かないかもしれませんね。ベルワフさんのようにもっとキレイに写真が撮れればいいのですが・・・。今度是非訪ねてみて下さい!

ブリュッセルのアール・ヌーヴォーは楽器博物館しか行ってないので、他も見学したいと思いつつなかなか・・・・。

JJ | URL | 2009/11/22 (Sun) 16:27 [編集]


素敵な画像です

いつも愉しく拝見させていただいてます!
JJさんの撮影する建築写真、HPでお借りしたいほど素敵な画像ばかりです。

ついつい個性のない日本建築と比較してしまうのですが・・・(私の悪い癖)
改めて、ホントに美しい街並みですね。
アンティークな建築物に石畳の道、古いものを大切に使うスタイルは私の理想です。

なぜベルギーにこんなに惹かれるのかは分かりませんが、
来年こそ、ゼッタイに行くぞ!!
その前にベルギー人の友達が欲しい(笑



noi




noi | URL | 2009/11/23 (Mon) 06:40 [編集]


noiさん

こんにちは。
今回はnoiさんにピッタリのテーマでしたね。本当は細かいデティールも紹介したかったのですが、とてもきりがなくて・・・。今後も少しずつ記事にしたいと思っています。

見応えのある街並みですが、この通りはトラムやバス、車の交通も多いので、住民達は困っているようです。素敵な石畳なんですが、ガタガタと音がうるさいですし壊れやすいんですね。
でも古い建物と石畳は、とても絵になる風景です。

是非ベルギーにいらしてください。きっと気に入られると思いますよ!
ただ、日本でベルギー人の知り合いを見つけるのは難しいかもしれませんね・・・。^^

JJ | URL | 2009/11/23 (Mon) 14:18 [編集]


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。