ルーベンスの庭で~ベルギー生活記

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列車事故について

世界的にニュースで報道されているのでご存じかと思いますが、昨日ブリュッセル近郊の町で列車同士が衝突するという事故がありました。

事故が起こったのは朝の8時半頃。
時間的に日本では夕方?夜のニュース速報でも流れたのでしょう、ベルギーに居ながら日本の家族からの連絡で初めて知りました!
ご心配して下さった皆様、私の周りの知人達も無事なようですのでご安心ください。

慌ててテレビをつけたら、正面衝突した無残な列車と雪の舞い散る中での救出作業の模様が映し出されていました。
報道によると、今現在で18名死亡、150人以上が負傷しそのうち11人が重症とのこと。昨夜は救出作業が途中で打ち切られ、今朝引き続き現場の調査が行われています。

「片方の列車が赤信号を見落とした?」「雪で視界が悪かった?」などと報道されていますが、ハッキリした原因はまだ正式に発表されていません。

「未然に防げた事故ではないのか?」

そういう声も聞こえ始めています。

実はベルギーでは2001年にも、Pecrotという町で赤信号の見落としによる列車の衝突事故(8名死亡)が起きているんですね。この時はフラマン語とフランス語での意思の疎通がうまく行かなかったことも原因だともいわれているようですが、今回はそれを上回るベルギー鉄道史上最悪の事故となってしまいました。

2001年の事故以来、ベルギー国鉄では安全装置や自動制御システムを順次搭載し始めましたが、その数は9年経った今でもまだ半分に満たないそうです。確かに、今回の事故現場の写真を見ると、一方は自動制御システムを搭載した新型の列車でしたが、もう片方はこのシステムが搭載されていない古い車両でした。

「人為的なミスではないのか?」

鉄道会社の労働組合や匿名の運転士の話しでは、近年効率化やサービス向上の為に、運転士への仕事の重圧は日々増しているといいます。時には10時間以上も操縦席で勤務する人もいるということで(ベルギー国鉄は否定していますが)、こうした勤務体制や日々のストレスが運転士の注意散漫につながると指摘しています。

この報道を見て、2005年に起きた福知山線の大惨事を思い起こさずにはいられませんでした。古い車両、安全装置、勤務体制、運転士の教育、時間へのプレッシャー・・・。あの時も様々な直接的、間接的要因が語られましたよね。

今回の惨事の原因も、もしかしたら単純な信号見落としで片付くものではないかもしれません。これから通信記録の回収や聞き込みなどの調査が行われる為、ハッキリした原因究明と責任の所在についてはまだ時間がかかるみたいです。

昨日の事故のショックから、今朝はワロン地方の全車庫とルーベンの車庫では運転士がストライキを行っており、列車のダイヤは混乱しているようです。
もし今週がバカンスでなかったら、もっと大勢の通勤客・通学客が巻き込まれていたかもしれません。

最近、アムステルダムやパリを結ぶ高速電車タリスも更に時間が短縮されて便利になりました。ただ、効率や便利さを優先するあまり、安全性が疎かにならないようにと願うばかりです。

犠牲者の方々のご冥福と、負傷された方々の一日も早い回復をお祈りいたします。

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